菜の花のお話

□─お日さまの中で─
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私が止まっていても、世界は進む。だけど、私が進んでいるからって、世界が止まることはない。
時間は、私が止まっている今でも進んでいる。
時間は止まって待っていてくれはしない。
すべてはあるがままで…。


雲は流れ、朝はやがて夜になる。
それは、誰にも止めることはできない。私はその中で生きていくしかない。
その中には、楽しいことや苦しいことが私の行く手を阻むかもしれない。
その時の感情に流され、誤った選択をしてしまうこともあるだろう。
どうにもならない苦しみに、立ち上がれない程、慟哭することもあるだろう。

行先が見えず、立ち止まって諦めようとしてしまうかもしれない。
しかし、私が上を見上げれば、無数の星が光を放ち、向かうべき道を照らしてくれるだろう。
仲間達がそっと手を差し伸べてくれるだろう。
私は、たくさんの人に支えられて今の時間を生きている。




私は流れる時間の中、笑いながら、時には涙を流しながら、今、自分にできる最大限のことをして行こうと思う。







────その先に待つ、未来の為に。

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