絵空事

□゛ひなまつり″
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「そうだねぇ。 まぁ一般的には家の中に雛人形を飾ったり女の子同士で集まってお喋りでもしたり。 あぁ、そういえばその日に合わせたご馳走とかも食べたりするんだっけ?」

「ご馳走!? だったらこうしちゃいられないアル! 今から買い出し行ってたらふく食べまくるアルョ!!」

「結局そっちかヨ!」

「アハハ。 神楽ちゃんの場合、風流より食い気ですよね(汗)」

「女々しい事知ってる新八に言われたくないヨ! もぅさっさと行くアル銀ちゃん! 新八!」

「はいはい」

「あー俺はいいゎ、パス。」

そう言って銀時はガシガシと頭を掻き、欠伸をしながら先程まで座っていた社長イス(?)を立ち、リビングを出て行く。

その一部始終を見て新八と神楽の二人はえ〜とふてくされる。

「ちょっと銀さんパスって、何処行く気ですか?」

「ズルいアル! きっと自分だけ美味しいもの食べに行くつもりネ!」

「違ぇよ。 ちょっとパ――」

「ンな金どこにあるんだぁぁ!?」

「やっぱりご馳走独り占めする気アルこの不良息子!!」

「…はぁ。 分かった分かった。」

ピタリ。

散々好き放題と叫ぶ子供達を横目に銀時は溜め息をつき、
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