絵空事
□゛とある彼らの日常″
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゛とある彼らの日常″
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「旦那ぁ〜依頼でさぁ、コレを食べて下せぇ。」
ちょこんと何の変哲も無い極々普通の小さな白い箱を机に置き、自分に似た紅眼を輝かせながらこの男、沖田君は言ってきました。
「は?」
「あ〜大丈夫でさぁちゃんと旦那用に甘めに作らせやしたんで」
「はぁ?」
「まー別にこれが仮に特性の毒入りで゛土方抹殺″の練習の為じゃないんで安心しなせぇ」
「あぁ!?」
「いやこっちの話でぃ」
そう言って沖田君は新八が淹れてきた茶をズズッと啜(すす)る。
全くもって話が読めないです。 はい。
こうなったのもコイツがかれこれ30分くらい前に突然ウチの玄関をバズーカで破壊しながら入って来たのがそもそもの始まりで。