絵空事

□゛とある彼らの日常″
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゛とある彼らの日常″






――――――――――――1.



「旦那ぁ〜依頼でさぁ、コレを食べて下せぇ。」


ちょこんと何の変哲も無い極々普通の小さな白い箱を机に置き、自分に似た紅眼を輝かせながらこの男、沖田君は言ってきました。

「は?」

「あ〜大丈夫でさぁちゃんと旦那用に甘めに作らせやしたんで」

「はぁ?」

「まー別にこれが仮に特性の毒入りで゛土方抹殺″の練習の為じゃないんで安心しなせぇ」

「あぁ!?」

「いやこっちの話でぃ」

そう言って沖田君は新八が淹れてきた茶をズズッと啜(すす)る。

全くもって話が読めないです。 はい。

こうなったのもコイツがかれこれ30分くらい前に突然ウチの玄関をバズーカで破壊しながら入って来たのがそもそもの始まりで。

 

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