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□幽霊船の暇つぶし
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ガシャーン
「どうしよう…閉じ込められちゃったね」
「う〜んこりゃ開けれそうにもないわねぇ」
レイヴンがドアを調べている。
こういう事がお得意なカロルはユーリの腰にしがみついて離れない。
「出られないなら仕方ねぇな、ジュディ達もそのうち探しにくるだろ。」
カロルの頭に手を置いてやるとちょっと安心した様子だ。
(ムゥ…少年ばっかりいい思いして〜)
『そうだわ!』
「なぁ〜、青年に少年。ここは暇つぶしでもしない?」
「なあに?レイヴン」
「ろくでもないことじゃねぇだろうな」
「ろくでもない事じゃなくてお・も・し・ろ・い・事♪」
胡散臭さ100パーセントでレイヴンは笑った。