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□続く程に…
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ケーブモック大森林で出会い最初の印象は胡散臭いなどというあんまりいただけないものだったけど…

旅を続けていくうちにみんなに口に出して言われはしないが信頼されて…

ユーリとは…


「おっさん、何考えこんでんだよ」

黙ったまんまのレイヴンの顔を覗きこんできた。

「おっさんが静かにしてるとリタやカロルが退屈するだろ」
「いや〜ねー今日ユーリと同じ部屋だからユーリをどうやって食べようかと考えてたのよ」

ニヤっと笑っておどけて見せる。
ユーリの顔は真っ赤になっている。
ホントの事は柄じゃないから言えないのよね。
今この時が幸せ過ぎて

これから近い未来に俺がおこすであろう事も

「おっさん?」

ユーリが心配そうに覗きこんでくる。

「さー早くユーリを食べたいから張り切って行くわよー」

「!!真っ昼間からそんな事大声でいうなエロおやじ!」

ユーリが真っ赤になってまた怒り出すとエステルもレイヴンに怒りだした。

「ユーリを食べないで下さい!食べたら死んじゃうじゃないですか!!」


…このお姫様は…

「ファイヤーボール!」

「うぎゃー!!!」

リタの放った攻撃は見事レイヴンに当たり沈黙させた。
「エステル、食べるの意味が違うのよ」

「何がです?」

「エステルは知らなくていいの!
あんた達も昼間っからそんな話しない!」

知りたがりのエステルにつきまとわれながらリタは離れていく。

(悪い事しちまったな)

ユーリは頭を掻いた。

またレイヴンは考えこんでいる。
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