短編

□下剋上
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今日こそあいつに下剋上!



ガシャン!
派手に大きな音をたてる。
これは雲雀への挑戦状。

「さぁ来い雲雀恭弥!」
「…もう来てるけど?」
「ぎゃぅ!」

い、いつの間に?

「君さ、いい加減にしてくれない?」
「煩い!雲雀に勝つまで諦めないから!」

はぁ
と溜息をつき、雲雀は壁に寄りかかる。
あ、そこの壁は…

ザバァ!

勢いよく水が落ちて、見事なまでに雲雀にかかった。

「よっしゃ!まずは一勝!」
「…良い度胸だね」

次の瞬間視界は反転し、天井と雲雀を見上げる形となった。

「ちょ…!何すんの!?」

髪から滴り落ちた水がポタポタと顔にあたる。

「咬み殺してあげる」

気付いた時には口を塞がれていて
雲雀の舌が、入ってきて
息の仕方がわからなくて

「…っは!」

ようやく解放され、大きく息を吸い込む

「エロい顔」
「なっ…!」
「これで懲りる事だね」

颯爽と去って行く姿はまるで……




いつか絶対下剋上!



そのうちひれ伏させてやる!


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