□君と二人で
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あの女が俺から去った日を忘れない

もう二度と会えないと覚悟したあの日


しかし季節が変わり俺たちは再び出会ったのだ


敵として


そうしたら白黒世界の色は鮮やかに染まりひとつの欲望が俺の世界をつくった


「あんたを自由にしてやるよ」


それは裏切り者への罰なのかそれとも自身への罰なのか


崩れ落ちる女の体を抱きしめる
体中に感じるのは赤い液体の温もりと今から沈める心


こんな風でしか愛せなくてごめんね


俺様お前ほどじゃないけど不器用なんだ

尊い想いを掲げて生きてた君の世界は残酷なほど色鮮やかで眩しい

それが羨ましくて恨めしくて愛おしくて苦しい

苦しい苦しい苦しい

「俺も、逝くよ」


もう手放さないため



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