フィリピンでは日本との関係をどのように教えているか
＜第一段階：暴力＞
―直接的暴力
日本の生徒は第二次世界大戦中の日本の加害の立場を知らない。日本の歴史教育は、太平洋戦争でアメリカからどのような被害を受けたか、特にヒロシマとナガサキに原子爆弾が投下されたことを強調して教える。義務教育の段階で、日本が戦時中、他国に対して何を行なってきたか教えていないのが現状である。フィリピンとの関係で言えば、日本兵がフィリピン市民に対して行なってきたことは、歴史教科書には記されていない。ある政治家は「従軍慰安婦」の存在を否定する次第だ。
―構造的暴力
[日本社会]
文部科学省は、歴史教育についての決まりを定めていない。自国の歴史教科書が他国から批判を受けようとも、さらに、日本国内でも批判されようとも、そのことについて何の動きも見せない。このような背景から、日本の歴史教科書の記述は、戦時中の日本について、被害面に多くを費やし、加害面はほとんど触れられていない。
＜第二段階：自力更生＞
学校の教師は、第二次世界大戦について、日本が行なってきた真実を生徒たちに教えるべきである。この真実とは、被害面はもちろん、加害面も含めた詳細を指す。また、文部科学省や歴史研究家は、他国との対話を試み、それを踏まえた歴史教科書作りに取り組むべきである。他国との対話によって、相互間の誤解が解け、また、正しく記述することによって、日本側の真の賠償が成立するはずである。
＜第三段階：阻害要因＞
日本の教育が、義務教育の段階で戦時中の日本の加害面を教えていないから、日本人は過去のことに盲目になっている傾向にあると考える。第二次世界大戦中の正確な知識が無いために、海外からの批判や波紋が広がっていくのではないかと考える。政治家の歴認識がしっかりとなされていない発言は、日本の社会が作り上げているともいえるだろう。
＜第四段階：連帯＞
文部科学省が、歴史教育についての決まりをしっかりと定めることから始まる。日本の歴史は日本だけのものではなく、他国との関係によって築き上げたものである。よって、他国との対話なしには、日本の歴史を語れないと言っても過言ではない。歴史教科書を作る上で、他国との関わりは欠かせないのである。
＜第五段階：関与＞
より多くの日本人が、第二次世界大戦中の日本としっかりと向き合うこと。加害面を受け止め、今につなげること。学校の教師や戦争体験者は、当時の日本の姿を、包み隠さず子どもたちに伝承すること。私たちは、戦争を知ると同時に、戦争を教えていく必要があると考える。本当の日本を受け止め、過去を後悔するのではなく、現在や未来につなげることが、私たちの使命なのではないだろうか。
Teaching of the history of WW2 in schools
--direct violence
Japanese students don’t know that during WW2 Japanese situation is assailant and victim. This situation is that Japan was not only victim but also assailant.
--structural violence
Japanese society
Ministry of Education don’t make the rules more detail. And history of textbook don’t have description about fact of assailant.
＜SECOND STEP: SELF‐RELIANCE＞
Teach people truth about WW2. Because of Japan had two types position. And Ministry of Education and foreign country discuss together. We need to discuss or think about educational issues a lot of time.
＜THIRD STEP: OBSTACLES＞
Lack of knowledge about WW2 for children. Japanese student until junior high school must know what did Japanese doing during WW2.
＜FORTH STEP: SOLIDARTY＞
Ministry of Education make the rules more detail. And give to student a lot of chance about leaning WW2. Because I am Japanese, so we must know past Japanese situation. And accept to Japanese mistake in past time.
＜FIVE STEP: COMMITMENT＞
Complying with foreigncountry’s advice. And right away Ministry of Education will change the law. Of course, we are knowing and teaching also very important.