Novel

□好き好きだいすき
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あなたはどっち?

好き好きだいすき

「芥川さんの方がっ!」
「忍足の方に決まってるだろ!」

久しぶりに、暖かく気持ちのよい冬の昼下がり。
烏も欠伸をするくらいのんびりとしていたそんな日に、しかめっつらをした跡部と日吉の間だけは、酷く険悪とした雰囲気であった。

事の始まりは、長太郎が言ったある一言のせいである。
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