駄
□勘違い
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会社から家へとたどり着き、玄関を開け中へ入る。
「帰ったぞ、ツ…」
ダイニングへ入るとそこには俺の溺愛するツナそっくりの子供が居ました。
「うりゅ?」
積み木を持ち、大きな可愛らしい瞳で見上げてくるこの可愛い生物は何なのだろう………あ…っ!!
その生物を腕に抱き抱え、おそらくキッチンに居るであろうツナの元へ急いで向かう。
「ツナァァア!!」
予想通りキッチンに居たツナはビクッと体を震わせ振り向く。
「あ、お帰り。今、何を作ろうk」
「何故、俺に言わなかった!?!?」
愛するツナの、言葉を遮り今一番気になっている事を聞く。
「俺たちの子だろ!?何故黙っていたんだツナ!!」
本気で焦り、目をカッと見開いて聞くリボーンにツナは、すかさずツッコミを入れる。
「俺、男だからぁっ!!」
子供なんて産めねぇよっ、と呟く言葉なんてリボーンの耳には届いていないのだろう…
「俺は信じてたぞ!!ツナは子供を産める、と!!いやぁ、俺も今日からパパンだな。そうだ!!明日にでも式を挙げるぞ!」
ツナは呆れて物も言えなくなっている。
「リボーン…」
リボーンの妄想は相変わらず続いている。
「リボーン!!」
もう一度、大きな声でリボーンを呼ぶと
「指輪は後で手配さsブォゴフォ゙!!」
ツナは思わず、リボーンの顔面を殴ってしまった。普段なら、避けるであろうリボーンだが…どうしたことだろう、拳が顔面にヒットしたにも関わらずデレ〜っと見ているこっちが情けなくなるような顔で笑っている…はっきり言って気持ち悪い。
「リボーン、話を聞いて?」
ツナがそう言うと、少しヒートアップした熱を下げ大人しく椅子に座る。もちろん子供を抱e、…抱き締めたまま。
「その子は、母さんの妹さんの姪。母さんが預かる予定だったんだけど、偶々、来客が来る様になってて預かり手が無いから面倒見て、って俺が面倒見る事になったの。ちなみに、その子男の子だから。それに…断じて俺の子では無い!!」
ズビシィっと人差し指をリボーンに突き付け発する。
「俺とお前がいつ、ヤったんだ!!!!?」
と。