ラジオの王子様!
□02.
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〜〜〜♪
侑「どらあ!チョコくれ!!
THE Prince of Radio!」
謙「バレンタインを意識した宍戸でした」
侑「実際、宍戸はバレンタインとか恥ずかしがってダッシュで部室に逃げ込むけどな」
謙「はいはい、ほならゲスト紹介しますよ。ゲストのえー海堂薫くんでーす」
海「どうも…」
侑「かいどぅー!!」
謙「ヘーイかいどぅー!!」
海「海堂です」
侑「かいいかいい!」
謙「どこが痒いの!?」
侑「ここがかいいどう!」
謙「わーお!かいいどう!海堂!」
侑「北海道はあ!?」
「「 でっかいどー!!! 」」
海「帰ります」
侑「待って待って!本当に帰ろうとしないで薫ちゃん!」
――ボカッ
侑「いたっ!」
海「海堂です」
侑「うん…ごめん…」
謙「お前…なに本気で落ち込んでんねんwww」
侑「まさか100%の力で殴られるとは思わんかった」
謙「ボカッいうたもんな」
海「すんません」
謙「しゃあないよ、今のは侑士が悪い」
侑「なんでやぁ冗談やんけ」
謙「ほならお前のことイボ痔て呼ぶで」
侑「ちょいちょい俺のこと痔キャラにするのはなんでなん?」
謙「チョコ食い過ぎて痔が悪化するタイプや」
侑「え、普通に鼻血を流したい」
謙「ていうかチョコ食い過ぎたら鼻血でるって…あれほんまかな」
侑「食い過ぎたことがない」
謙「え、去年何個くらい貰たん?」
侑「いっぱい貰たんやけどな、いっぱい。帰る途中空から宇宙人がフワーって降りてきて…」
謙「そーいう言い訳にならん言い訳はいらんねん!」
侑「バカ!いる!」
謙「…いるかい?」
侑「いるかいどぅー?」
海「帰ります」
侑「ごめんごめん」
謙「海堂はどんな感じでチョコレート渡されたいん?」
海「俺っスか…」
謙「下駄箱派?直接派?」
侑「俺は駅のホームとかで他校の女子に『あ、あの、これ…』って頬赤らめて渡されたい」
謙「ああ、それええなあ」
侑「義理チョコだから〜って渡されて、家に帰って開けたらメッセージカードに『実は本命だよ』とか書かれとったら痺れるな」
謙「おっさんwww」
侑「一人自室で『くあー…!本命…!本命…!!』て悶えるとか楽しすぎるやろ」
謙「妄想が止まらへんな」
侑「あ、海堂はどやったっけ?」
海「別にいいっスよなんでも」
謙「なんやそれ素っ気ないなあ」
侑「お前、もっと貪欲に生きな世の中生き残れへんで?」
海「はあ…」
侑「ティッシュ配りしてたらダンボールごと貰うとか、試供品はたんまり頂くとか。お前はそれをしとんのかっちゅー話やねん!」
海「してません。」
侑「即答!あかんなあ〜大阪では常識やで」
海「そうなんスか?」
謙「いや、オバチャンたちの話やで」
侑「オバチャンを見習え。大阪のオバチャンは生きる力の塊やで」
海「そんなことに貪欲に生きたくないで…」
侑「この軟弱者がァァァァ!!!」
海「いた!平手打ちって…」
侑「それでも男ですか!?この軟弱者!」
謙「セイラwww」
海「もぉぉぉ!!なんなんスか!めんどくさい!なんなんスか!」
侑「こちとらチョコレート欲しさに毎日必死に生きとるっちゅーのに貴様ときたら『別にいいっスよなんでも』やと…?馬鹿にしとんのかボケェェェ!!!」
海「いだだだだだだ!!」
謙「ちょ、侑士!お前そんなプロレス技どこで覚えたんや!!
俺にも教えて!」
海「止めんかい!」