ラジオの王子様!

□03.
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〜〜〜♪

手「たまらーーーんふっ!
  THE Prince of Radio〜」

跡「凄いな二役か」

観「えっもしかして最後の僕のやつですか!?」

手「そうです」

跡「先週も言ったが手塚はオネエ化させることが大好きだからな。気にするな、真田」

観「ちょっと待ってくださいよ!それじゃあ僕がお、オネエみたいじゃないですか!」

手「そうです」

観「そうですじゃねーよ!」

跡「口悪くなってるぞwww」

手「はいはい、観月くん落ち着いて。コーナー入りますからねー」

観「子供扱いしないでください」

手「ラジプリ!ドリームマッチー!」

跡「いえーい」

手「今回は棒読み加減が絶好調な跡部くんとゲストの観月はじめくんで戦っていただきまーす」

跡「いえーい二週連続いえーい」

手「皆さん知っていると思いますが、黒ひげ危機一髪。こちらの剣を刺して樽から黒ひげくんが飛び出した方が負け、という至って簡単かつ盛り上がること間違いなしのゲームでございます!」

跡「いえーい」

観「いえーい」

手「何故か棒読みが増えましたが容赦はしません。やっていただきます。」

跡「仕方ない、やるか」

観「じゃんけんで」

跡「じゃーんけーんポイポイどっち出すの」

観「え、ちょ、それなんですか!?」

跡「ほら、もう一回やるぞ。じゃんけんポイポイどっち出すの」

観「こっち出すの」

跡「あんた馬鹿ね!」

――ビシッ

観「えゔっ」

跡「よし普通にじゃんけんするぞ」

観「今の何だったんですか…」

跡「じゃんけんぽん!」

観「…跡部くんからですね」

跡「あんた馬鹿ね!」

観「いちいちシャクにさわるんですけどそれ」

跡「青いのでいこう。学校色」

手「青学も青です」

跡「だまれ」

――カチッ

跡「うーい」

――カチッ

跡「お前刺すのはえーよ」

観「早く帰りたい」

跡「心の声がこれでもかと出ているが帰さないぜ」

――カチッ
――カチッ

跡「だからはえーよ!どんだけ帰りたいんだよ!!」

観「いいから早く刺してくださいよ!」

跡「わあったよ刺しゃいいんだろ!刺してやるよ好きなだけ!」

――カチカチッ

手「まさかの二本刺しです跡部選手」

観「いいですね、二本の方が短縮にもなりますし」

――カチカチッ

手「どんどん短剣が刺さっていきます。二人の眼はまるで血眼の如く真っ赤です。あ、それが血眼か」

――カチカチッ
――カチカチッ
――カチカチッ
――カチガチッ

跡「ん?」

――ビシッ

跡「いっっ!」

手「おおーっと!?ただ今黒ひげくんが飛び出しました!!ロケットのように跡部の頬骨にぶち当たりました!!」

跡「いった!陥没したらどうすんだよ黒ひげくんん!」

観「あんた馬鹿ね」

跡「ちくしょうメチャクチャ恥ずかしい…!」

手「ハァイ負けた跡部にはこちら!激辛激辛(げきからげきつら)スタミナドリンク!」

跡「毎回ちょこちょこダジャレを入れるのは何なんだ。」

手「具材は唐辛子とコーレーグースの二つのみです。シンプルイズベストですね」

跡「良く言えばシンプルだが悪く言えば雑だよな」

観「ぐちゃぐちゃ言ってないで飲んでください帰りたい」

跡「語尾が帰りたいになっちゃったよ。…いただきます」

――ゴク、ゴク、ゴク

手「グイグイいくね」

跡「………かっら!まず!かっ……あ゙ー!!」

観「半狂乱ですね」

跡「辛い辛い辛い!つーか痛い!焼ける焼ける!!」

手「顔がwww」

観「人気投票一位の顔じゃないですよこれ」

手「悪魔にとり憑かれた人みたいな顔」

観「いっそ悪魔ですね」

手「跡部じゃなくて悪魔だな」

観「まったくダジャレになってませんよ」


 
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