ラジオの王子様!
□01.
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〜〜〜♪
謙「2月やあ〜〜!!1ヶ月よろしくな!四天宝寺中3年、忍足謙也でーっす」
侑「テンション高ッ!2月らしくゆるくいこうや。氷帝学園中3年、忍足侑士です」
謙「テンション低いなぁ。なんやねん2月らしくって」
侑「いや1月ってほら、正月とか新学期で忙しいやん?けど2月ってひな祭りでもないしこれといって祭事ないやん。気ぃゆるむやん」
謙「そうかあ?明日節分やん」
侑「豆まくだけやろ。鬼役やらされるし」
謙「鬼役やらされるんwww」
侑「跡部がな、やりたいやりたい煩いねん」
謙「跡部www」
侑「ガタイ的に鬼役は樺地やん普通。樺地めっちゃ適役なんに必ず俺がやらせれんねん」
謙「え、ちょい待ちそれって部活の連中でやっとんの?」
侑「せやで」
謙「大丈夫か氷帝www」
侑「俺もびっくりやでホンマに。三年間ずっと鬼役やもん」
謙「中一からかいwww」
侑「中一や中一。歳なんて12やで?まだ子供やで?」
謙「お前可哀想なやっちゃなwww」
侑「去年なんてテニス部だけやのうて学校中廻ったんやで偉いやろ」
謙「鬼の仮面つけて」
侑「せや。金棒もお手製やで」
謙「作ったんかいwww」
侑「毎年レベルアップしてんねんで。今年は衣装も作ったわ」
謙「と…ぶっ…とら、虎柄…くくく…虎柄ぱ…虎柄パンぐふふふ」
侑「笑いすぎやろお前」
謙「虎柄パンツ?」
侑「そうや」
謙「ヒャー!」
侑「さんまかお前は!」
謙「めっちゃ引き笑いしてもた」
侑「仰け反ったな〜エビのように」
謙「いやー、お前の学校おもろいな」
侑「そうかあ?」
謙「虎柄パンツのお前が校内中歩いとんのやろ?なんやそれめっちゃおもろいやん」
侑「でも全校生徒に物ぶつけられるんやで?」
謙「豆ちゃうんか」
侑「あほ常に豆持ち歩く奴なんておらんやろ。せやけど皆あやかりたいんやろうな、筆箱とかゴミ投げつけてくんねん」
謙「あれか、中学生特有の面倒くさいノリか」
侑「せやねん。あれめっちゃ面倒くさいねん。着ぐるみの腹殴るようなテンションでめっちゃ腹立つ」
謙「まあ中学生なんて小学生に毛が生えたようなもんやからな」
侑「実質生えるけどな」
謙「最低や」
侑「お前んとこの学校はどうやねん」
謙「おーれーんーとーこー?」
侑「後ろ下がるなどこ行くねん。」
謙「反射的に下がってもうた」
侑「お前んとこの学校はあれやろ、笑いが主体なんやからなんかしらやるやろ」
謙「白石と千歳が定規持ってパンツで走り回るだけや。」
侑「お前それ十分おもろいやんけ!もうなにそれおもしろっ!」
謙「言っとくけどただの定規ちゃうで。1mのやつやで」
侑「長ぇよwww」
謙「でっかい三角定規も盾として使うんや」
侑「強ぇよwww」
謙「一瞬マサイ族が走り回っとんのかと錯覚するわ」
侑「原始人とかな」
謙「そうそう」
侑「……あかん。想像してもうた気持ち悪っ」
謙「野郎二人が縦に並んで真顔で走るんやで」
侑「なっがい定規とでっかい三角定規持って。」
謙「明日」
侑「明日…」
謙「………」
侑「お前ちゃんと明日学校行けよ」
謙「わかんない」
侑「行けよwww」
謙「二年間ずっとや」
侑「そっちも中一からかいwww」
謙「おそらく今年もやるんやろうなあ…」
侑「やるやろなあ…」
謙「決めた。おれ明日学校行かないっ」
侑「いや行けよwww」
謙「せや、入れ替わろうや俺とお前」
侑「阿呆かバレるに決まっとるやろ」
謙「替わろうやあ。明日だけー」
侑「あかん。おれ鬼役やらなあかんし」
謙「お前どんだけ節分に力入れてんねん!全国でお前だけやぞそない豆まきに熱心なの!節分のストーカーか!」
侑「節分のストーカーてなんやねん!」
謙「つーか全然ゆるないやん!お前にとって2月は正月みたいなもんやないか!」
侑「そうやあ!」
謙「そうなんかいいい!」
侑「でも白石たちには負けたわ!」
謙「アレに負けたんか!?ただパンツ一丁で走り回っとるだけやぞ!?」
侑「真顔では俺はできん。どうしてもほころんでしまう」
謙「ゴミぶつけられてほころぶってお前それただのドMなだけやぞ!!変態やないか!」
侑「そうや変態や。せやけどなあ、白石と千歳はどうや?30pやのうて1mの定規。それにでっかい三角定規も。それでパンツ一丁で真顔てそんなん勝ち目ないやん!」
謙「何の話やねん!!」
侑「俺は氷帝の変態と呼ばれとるんやぞ!」
謙「天才ちゃうんか!」
侑「それなのに…!クソッさすが本場やな…関東に移住してもうたから鈍ってもうた…」
謙「関西が変態な訳やないけどな」
侑「決めた。おれ明日学校で真っ裸になる」
謙「犯罪者やんけ」