ラジオの王子様!
□02.
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〜〜〜♪
裕「ダーンクスマァァァッシュ!!どぉぉん!!!(ドツッ)
THE Prince of いったい!」
侑「どーんで突き指する人初めて見た」
謙「お便りコーナー!」
〜〜〜♪
謙「皆さーん!げーんきでーすかっ!」
裕「負傷しましたー!」
謙「元気な人も元気じゃない人もちょっと立ち止まってラジオを聞いてゆっくりしてください。お便り紹介します!」
侑「わーい」
謙「それではまず裕太くん、このお便りボックスから一枚引いてや」
裕「えーと……これで!」
侑「はいじゃあ読みます。ラジオネーム、サボテンさんからのお便りです」
裕「サボテン……?」
侑「裕太、次はいつ帰ってくるんだい?」
裕「兄貴だァァァ…!!!!!」
侑「挨拶も何も無しにこれだけってね!メールで済ませろや!」
裕「すみません本当兄貴が迷惑かけちゃって…。兄貴!恥ずかしいからやめろよな!!来週には帰るよ!」
謙「答えんのかい」
裕「答えとかないとクレームの電話が鳴り止まなくなりますよ」
侑「お兄さん!裕太くん今日帰しますから!ちゃんと家に帰しますから!!」
謙「送り届けます!僕たちが責任を持って無事に送り届けます!!」
侑「あ、待てさっき突き指しとったよな…」
「「ヤベェェェ!!」」
裕「お、落ち着いて下さい大丈夫ですよ!全然痛くないし!…いたっ」
侑「きゃああ誰か氷!」
謙「救急車ァァァ!!!!」
裕「落ち着いて下さいってば!冗談ですよ!!」
侑「お前このタイミングで冗談はアカンやろォォォ」
謙「こちとら生きるか死ぬかの瀬戸際なんじゃボケェェェ」
裕「すみませんごめんなさい顔怖いですよ!」
謙「あの状況で冗談をかましてくるとは…自分やっぱ不二の弟やわ」
侑「と、とりあえず次進もうや」
謙「ほな侑士引いてや」
侑「っと、これ」
謙「はい、えーラジオネーム五感潰すよ?さんからのお手紙です」
裕「ごか…!?」
謙「うわあああ!!一瞬切原かと思たけど違うでこれ!」
侑「ヒィィィ!!なんでや、なんでこない立て続けに怖い人の手紙引いてまうんや!」
謙「お前なに引いてくれてんねん手紙軽いはずなんにめちゃくちゃ重量感ハンパないねんけど!?」
侑「ごめぇぇん!!!」
裕「取り憑かれてるんじゃないですか…?」
侑「マジでかごめぇぇん!!!」
謙「とりあえず読むで。えー、いつになったら呼ばれるんですか。」
侑「ごめぇぇん!!近い内に必ず呼びますからァァァァ!!!!」
裕「忍足さん土下座ってちょっと!」
謙「目が!目が見えん!!!何も見えん!!視力奪われたチクショウうわあああ!!!」
裕「謙也さん!それ目瞑ってるから見えないだけですよ!!目を開けばちゃんと見えますよ!!」
謙「嫌やァァ!目開けたらほじくり出される!」
裕「どこのサツキちゃんですか!大丈夫ですよ!」
侑「今日ツイてへん!絶対今日帰りに事故とかに遭うこれ絶対遭う!殺される!」
謙「しまっちゃうおじさんにしまわれちゃうんだきっとそうだうわあああ」
裕「どこのぼのぼのですか!懐かしいな!ラチがあかないんで俺引いちゃいますよ!」
侑「誰か今の手紙お炊き上げしといてや」
裕「あんた何言ってんですか殺されますよ!?」
侑「やって普通に捨てたら罰当たるわ!!」
裕「だからって悪霊扱いすんな!」
侑「ほならどないすりゃええねんお前パス!」
裕「ちょ、押しつけないでくださいよ!」
侑「お前の兄ちゃん同じ力あるやん!同属やからなんとかなるやろ!」
裕「あんたは同属嫌悪という四字熟語をお忘れか!」
侑「わしゃあ、もう関わりとうないんじゃ、せんせぇ!」
裕「龍馬さん!暴力は暴力を生むだけなんです!!」
謙「いやなんでそうなんねん」
侑「あああまたお腹痛なってきたァァ!誰か正露丸!ジャッカル!」
裕「誰かペニシリンを!咲さん、手術の準備を!」
謙「誰が咲さんやねん」
侑「はぁ…はぁ…雪に、なりとうありんす…」
裕「野風ェェェ!!!!」
謙「黙れェェェ!!!!」
裕「びっくりしたぁ…」
侑「どないしてん謙也」
謙「お前らがダラダラダラダラJINごっこしとるから話進まへんねん手紙読めドアホ!」
侑「お前!裕太くんにドアホなんて言ったらあかんやないか!御曹司やで!」
謙「御曹司ちゃうやろ馬鹿か!」
裕「ラジオネーム、Iプリyou.私はあなたにプリをするさんからです」
侑「いきなり進めんのかい」
謙「私はあなたにプリをするってなんやねん」
裕「皆さんピリーン!」
謙「ピリーン!?」
侑「いえーいピリーン!」
裕「アルバム買ってくれたかのぅ?買わないとIプリyou.じゃけ、覚悟しんしゃい。だそうです」
謙「せやからIプリyou.てなんやねェェェん!!!」
侑「これあれやろ!宣伝やろ!」
裕「いいなぁ、アルバム。皆さん買いましたか?」
侑「自分の以外は買いません」
謙「右に同じ」
裕「ええ!仲間のCDとか買わないんですか!?」
侑「買わん買わん。買うわけないやん」
謙「真のライバルは内側におるからな」
侑「せや、身内に跡部と白石がおる限り俺たちは他校とか気にしてられへんねん」
裕「そんな殺伐としてるんですか」
謙「水面下で熱い戦いが繰り広げられてんねんで」
裕「そ、そうなんですか…」
侑「なんや、裕太くんは買うとるんか?」
裕「まぁ、先輩のですし…買ってますよ」
侑「ええええええ!!!!」
謙「ええええええ!!!!」
裕「え、え!?」
侑「裕太くん!敵に塩送ってどないすんねん!」
裕「塩!?」
謙「敵のCD買うくらいなら自分のCD買いいや!」
裕「いや、でもっ…」
侑「それでその先輩とやらは裕太くんのCD買うてくれとるんか?」
裕「それは…わからないですけど…」
謙「あかん!向こうも買うてくれとるんやったらまだええけど、わからんのやったらもう買ったらあかん!」
裕「えええ…」
侑「そんな人たちと連んだらあかん!お母さん許さへんで!」
謙「せやで!お姉ちゃんも許さへん!」
裕「なんで二人して女性になるんですか」
謙「お母さんと来たらお姉ちゃんやろうが。ボンッキュッボンッのナイスバデーな設定やで一応」
裕「バデーって…」
侑「というわけで裕太くんのお姉ちゃんに会わせてくれませんか」
裕「横に居るじゃないですか。ナイスバデーなお姉ちゃんが」
謙「アハーン」
侑「気色悪い面晒すなやこのイグアナ」
謙「イグアナを悪口に使うな!」
侑「本物のお姉様に会いたいねん!占ってほしいねん!車に乗せてほしいねん!」
謙「なんなんこいつ気持ち悪いわぁ」
裕「たぶん兄貴が先に…」
侑「すんませんした」
謙「ほなら、残念ながらお別れの時間が来てしまいました。裕太くん」
裕「はいっ」
謙「今度お姉さんに会わせてな」
裕「いやあんたもかい」
謙「はいそれでは長々とお付き合いありがとうございました!今週は忍足謙也と」
裕「不二裕太と」
侑「忍足侑士がお送りしました〜」