空白の時間
□八宝菜とハンバーグ2
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「ジュリ〜美味しいよ!」
ユウさんが嬉しそうに食べてくれてる。それだけで幸せな気分になる。
「良かったです。でもなんで八宝菜とハンバーグなんですか?」
朝から疑問に思ってたことをきいてみた。
「ん?食べたかったから」
やっぱり…そうだと思ってました。じゃあもうひとつ言いたい事。
「もっと早く言って下さいよ〜早朝にあんな電話びっくりするじゃないですか」
「だって…思い付いたんだもん」
ユウさんは気まずそうに視線をそらした。
だもん…て
やっぱり思い付いたんだ…そういう人なのは知ってました。今さら驚きません。
それからご飯食べながらいっぱい喋った。帰りの時間とか気にしなくていいし…ゆっくり喋るのも久しぶりだから楽しくて時間がたつのも早く感じた。