妄想作話2
□雨にうたれて
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「げっ!雨…」
さっきまで青空みえてたじゃん!
なんだよ〜
細かい雨が掌に落ちてくる。ちょっとそこまで…散歩がてら歩いてきた河原沿いの堤防。予定より歩いてきたみたいで見慣れない景色が広がる。
疲れたから一休みなんて座ってたのに。
直ぐ止むかなぁ〜結構歩いてきたから帰るの遠いのに…
曇り空仰いで考える。頬に落ちてくる雫は少し大きくなった気がする。
…………
マジ降りになる前に帰ろう!
よっこいしょ!なんてババくさい言葉を吐きながら立ち上がり…きた道を引き返す。