妄想作話2
□大好きだよ
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パタ…パタ…パタ…
足音だけでわかるよ。
ゆっくりと扉を開けるとそこにいたのはもちろんサチさん。
少し驚いたように顔をあげる。お風呂あがりなのかまだ髪が湿っていた。
「風邪…ひきますよ」
「メイ?話があるの」
サチさんには似合わない小さな声でそう告げる。
「うん。わかってる。だから…待ってた。とりあえず入って」
冷たい体を抱き寄せて扉を閉めた。
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