捧げ物

□春の日差し
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『コンコン』
亜「ヘラー」

・・・返事がない。
本当に眠っているようだ。
亜「ヘラー起きないと勝手に入っちゃうぞー。エロ本とかあったって皆に言いふらしちゃうぞー」

・・・やはり返事がない。
たまりかねたアフロディは、入ることに
した。
亜「もうっ本当に入っちゃうからね」

『カチャッ』

部屋の中は春の日差しに溢れていて、
窓際にあるベッドの中に、ヘラはいた。
彼を起こそうと、ベッドに近寄ったら
何かを踏んだ。
おそらくヘラが脱いだYシャツだ。
亜「・・・だらしないよ、ヘラ」
小さく毒づきながらも布団に手をかけ、
そっと揺する。
亜「ヘラ」
平「・・・ん・・・」少し眉を顰め、
寝返りをうった後、また眠りだした。
呆れたアフロディは、布団を剥ぎ取った。
亜「えいっ!!」
平「・・・」それでも起きないヘラは
どこか可愛いと思えた。だが負けるわけにはいかない・・・神の名にかけて!!(何
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