妄想の塊

□思い出と鬼ごっこ
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目「ねぇ、みんな小学校別々だったんだよね?」暇そうにぼんやりしてたメドゥーサが言った。
平「何だ急に」
部「そうだな・・・サッカー部で
小学校一緒だった奴はいないよ」
目「どんな出来事が印象に残ってる?」目を輝かせながらテーブルに身を乗り出し2人に聞くメドゥーサ。ヘラは少し悩んでいた。
一番に返答したのがヘパイスだ。
部「女の子にモテたことかなぁ・・・まぁ、今もあまり変わりないんだけどね♪」
目「アハハ、ヘパイスらしいな!
ヘラは?」
平「俺か?」
部「そうだよ、僕だって話したんだからお前も話せよ!」
2人にせまられて口を開くヘラ。
平「・・・5、6人の中学生に
喧嘩して勝った」
目「もしかして、その額の傷・・・」
平「あぁ、カッターで斬りつけられたんだ」
部「なんか悪いこと聞いちゃったね・・・」
平「いや、いいさ。中学生は全員
叩きのめしたから」
ヘラはこう見えても、世宇子サッカー部の中で喧嘩が強いほうだ。
部員も幾度かヘラに助けられたことがある。
平「そういうお前はどうなんだ、
メドゥーサ?」
部「そうだよ言いだしっぺ!」
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