捧げモノ

□call me
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今日はとても天気がよく、秋口にしては有り得ないくらい暑い日差しが、降り注いでいた。

グラウンドではメロ達が額に汗をかきながら、元気良くサッカーをしている。

俺はというと、いつものように授業が終わり、センセの研究室に向かった。

「ち〜す。センセいますかぁ?…あれ?」

返事がないので、部屋の中に入りセンセの姿を探す。

いつもいるソファーにもいない。

珍しい。たいがいこの時間は研究室にいるのだが、今日に限り姿がない。

「う〜ん…どうしよっかなぁ〜と。しばらく待ちますか。」

俺は窓の近くのデスクに腰掛け、タバコをポケットから取り出した。

ちょうど、この研究室からはグラウンドが見える。俺はメロ達が楽しそうにサッカーしているのを眺めながら、一服する事を決めた。

相変わらず、メロの動きは素早く、敵の戦略を読んだ無駄のない動きをする。だが、所詮ゲーム。年下の子や、みんなが楽しくプレイ出来るように、気を配って動いている様子は、メロ本当に優しい性格をしてると感心してしまう。

しばらくメロ達のサッカーを眺めていたが、なかなかセンセが帰ってくる様子がない。

そういえば、前に俺がここに来るの遅くなった時、燃やされかけたなぁ。あん時はマジで焦った。

その後、情事を思い出していると、入り口のドアが勢いよい開いた。入ってきたのは、この部屋の持ち主。

タイミング良すぎて、何だか恥ずかしくなって少し顔が赤くなった気がした。

「あ、なんや。来てたんかいな。」

センセはいつも使っているデスクに荷物を置いて、何やら荷物をガザゴソと探っている。

「毎度ながらお邪魔してます。てか、いつもいるのに今日はいないから、どうしたのかと思った。」
「ああ、これ買いに行っててん。」

センセは荷物から小さな箱を取り出し、中からだした物を、俺に向けてポイッと放り投げた。

俺は準備をまったくしてなかったので、慌てて手に持っていたタバコを口にくわえ、何とかキャッチ出来た。

「ととっ!あぶっな!何?」

手の中で確認できたものは…
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