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□スクアーロくん日常
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王子のオレがオカマの「ちょっとベルちゃんスクアーロ引っ張り出してくんない?寒くてボスが不機嫌なのよ」という台詞により、とばっちり喰らうのはお断りって事で日本から取り寄せた“コタツ”なる物の前にやって来た。
「スクアーロ、起きねえとサボテンにするぞ」
「――…ゔるせえ、もう起きてる!」
「じゃあさっさとこたつから出て来いよ、スクアーロが独り占めしてっからボスが不機嫌なんだよ」
「………zZZ…」
「寝てるし。――…って、ボス!」
オレが必死(でもないか)でスクアーロを引きずり出そうとしていると真後ろにボスがいた。
相当寒いのかちゃんちゃんこを着ている。なんかシュールだなんて誰も――…
「ゔお゙お゙い!なんつーシュールな格好してんだぁ!」
「黙れカスザメが」
げしっ。
「い゙でっ!このクソボス何すんだぁ!?」
いた。寝てたはずのスクアーロ。
笑い過ぎて眼に涙が溜まっている。
てか起きてたのかこの野郎。
「おい、とっととコタツから出ろ」
「誰が出るかぁ」
スクアーロ曰くコタツには独特のぬくぬく感があるらしい。
その通り、スクアーロは布団でぬくぬくしていた。