Talk to myselfU

詞置場
◆幻影 

空を見上げたら月があった
特別美しいとかそんなものとは無縁な三日月

ふと貴女のことが頭の片隅をよぎった

近くて遠い地にいる貴女はこの三日月を見ているだろうか
遠く離れていても僕は貴女と繋がっているだろうか

貴女が好きだと言った空は
消えることなく傍にあり続ける
貴女が遠い存在になってから僕は必死に空を見上げるようになった
まるで指の間から零れる砂を止めようとするかのように

無駄だと知りながらそれでも僕は貴女を追う


今宵も幻想を抱き空を眺める

2009/01/11(Sun) 23:09

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