Talk to myselfⅡ
詞置場
◆ネガイゴト
《なぁ…え…いて…ろ？》
やめてくれ
話しかけるな
《こ…どっ…ぜ》
放っておいてくれ
《お…いく…だよ!!》
追い掛けてくるな
せっかく独りになろうとしたのに
《ま…!!》
煩い
来るな
俺を一人にさせてくれ
《…い!》
誰か音を消してくれ
俺一人じゃ消しきれない
誰か光を消してくれ
俺一人じゃ漏れてくる
『そこまで望むなら消してやる』
本当か？
『あぁ、音も光も感覚も…何もかも全て』
2009/02/07(Sat) 18:18
ｺﾒﾝﾄ(0)
◆３人
いつも３人でいた
ただなんとなく彼女らに合わせてた
別に独りでもよかった
彼女らといるときは"普通"にしてた
でも今はもう"普通"ができない
よく浮くようになった
それに口を開くことも減った
３人でいるんだから１人余ることは知ってた
そのうち私は２人の会話を聞くだけになった
そして彼女らとただ歩いてるだけ
傍からみたら私は関係のない人
何で一緒にいるの？
あなたたちは２人で話してるんでしょ？
私がいる意味は？
いてもいなくてもいいなら呼び止めないで
独りでいいのよ
あなたたちといるくらいなら
独りがいいのよ
私は"普通"じゃないから
2009/01/23(Fri) 11:05
ｺﾒﾝﾄ(0)
◆眠り姫
消えたいの？
なら目を閉じて
"閉じてどうするんだ？"
そのまま意識を沈めて
"沈めて？"
あとは私がやるわ
『眠り姫』それが私の名前
顔も知らない誰かがそう読んだ
私のところには毎日のように依頼がくる
"殺してくれ"
彼らはみな私に灯を消せと縋る
みんなそうだ
じゃあみんなが私に消されるなら
私は誰に消してもらえばいいの？
2009/01/22(Thu) 15:37
ｺﾒﾝﾄ(0)
◆消去
消えればいい
奴らなんて存在する意味がない
そう思ってるのは俺だけじゃない
消したい…けしたい…ケシタイ…
誰か消してくれ
何故自分じゃやらない
何故自分じゃやれない
俺はやるさ
自分の為だ
今更この両手が紅く染まろうが
関係ない
俺は奴らから自由を取り戻す
2009/01/22(Thu) 15:31
ｺﾒﾝﾄ(0)
◆主成分
いくら努力をしても
天賦の才には敵わない
そんなものじゃない
血の滲むような努力をしても
結局は表だけいい顔して努力しないやつが勝つ
この世界は理不尽で構成されている
2009/01/14(Wed) 00:23
ｺﾒﾝﾄ(0)
◆リアル
何故こんなところに居る
何故何もない中で生きる
何故此処で生きてられる
何故こんな現実がある
誰だ、こんな現実を作り出したのは
何故こうなった
何故誰も何も言わない
何故気付かない振りをする
何故変えようとはしない
こんな腐りきった世界など滅べばいい
2009/01/14(Wed) 00:15
ｺﾒﾝﾄ(0)
◆自由
息の詰まるような部屋
窓から差し込む月明かりは
僕には
憎らしかった
ただあるだけのモノ
それでも確かに誰かに認められている
僕は…
2009/01/14(Wed) 00:10
ｺﾒﾝﾄ(0)
◆空
生活感のまるでない部屋
ベッドから見える空は
唯一僕にやすらぎをくれた
ある日窓から見下ろすと
家の基礎が作られていた
しばらくするとベッドから見える空が
半分だった
月明かりが綺麗な夜
カーテンを開けて空を見上げる
空が明るく見えた
でもすべて台なし
空も月も星も雲も…
全部半分
まるで何かが欠落した
僕の心のようで
少し哀しくて
どこか滑稽だった
2009/01/11(Sun) 23:29
ｺﾒﾝﾄ(0)
◆存在
渡り廊下へ続くドアから
吹き込んだ風
ふわっとなびいた髪を見て
自由になりたい衝動にかられた
理性を総動員させて
やっと止めた衝動
次は隣を歩くあいつに向いた
大きさは変わらないのに
何故か止めることがひどく困難で
感情に素直に従ってしまおうかとさえ思った
あいつのためにそこまでするのか？
あいつのためにそこまでする意味があるのか？
自分の弱さに言い訳が欲しいのか？
自分の弱さを認めたくないのか？
『感情』と名付けられたどす黒いものが
耳元で囁く
全部お前の言うとおりだ
俺はあいつのためにここまでする価値なんてないと言い切れる
それでもやるのは自分の弱さを隠したいから
俺は認めたくない
…もしかしたらあいつといることで引きずり出される弱さから逃げたいだけなのかもな
だから消えてなくなりたい
だから消し去りたい
2009/01/11(Sun) 23:11
ｺﾒﾝﾄ(0)
◆ニンゲン
同じ人間に優劣をつけて何か意味があるのか？
何故優劣をつけた？
他人なんか放っておけばよかったんだ
他人なんかにかまったから
人間は汚れた
2009/01/11(Sun) 23:10
ｺﾒﾝﾄ(0)
次の10件→
←前の10件
[TOPへ]
[ｶｽﾀﾏｲｽﾞ]