妄想ストリッパー

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貴方の言葉を唄にして♪


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08/31(Wed) 21:34
- 操り人形 -
るーしぇ


吐息と悲鳴が交わる部屋
想いを委ねていいですか?

虚ろな瞳を見開いた
まるで操り人形…
生まれ変われぬ命なら
このまま切り刻まれても
…構わない

記憶がそっと甦る
刹那の美貌
天井から吊るした
不様な姿に鍵をかけて…

視線を落として見つめる度
『最後の刻は微笑んで?』
貴方らしい演出で
手錠をかけて導いて…

手首を流れる青い鼓動
傷付けてよ…もっと深く…
快楽をえぐる様な
中途半端な愛で…

『これも優しさ』
…そんな言葉…綺麗事

時間を止めて
この声が途切れるまで
突き刺してよ
もっと…強く…

歪んだ表情…目隠しの奥
闇を支配して
黙って手を引いて
連れ出してよ…向こう側

傷付けてよ…もっと深く…
快楽をえぐる様な
中途半端な狂気なら…

このまま早く…消えて…

消えて…

消えて…

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05/07(Sat) 22:09
ー 恋図 ー
るーしぇ


冷たい雨音…窓の外
響く夜は…

重ねた手のひら
雫一つ…包み込んだ

手探りして掴んだモノ…
不器用なりに守ってる
目を反らさないで
ゆっくり…眠りにつくよ

深い闇の中
堕ちて行ければ
灯りさえも届かないと
…思ってる?
ただ…僕だけを見て…


優しさなんて
偽りでいぃ…
夜が明けるその時まで
嘘を付き通して

ただ一度でいぃ…
溺れたように
君の名をふづやく
今だけは…


二人…堕ちて行く
夢とリアルの狭間
もぅ戻らないと…貴方
前だけを見てた…

映し出される凍えた影
罪の色で飾りつけた
愛で縛り付けて

切なくてもいぃ…
願いが叶うなら
震えた様に…そっと
隣に居る感覚は
…もぅ無いの?

どれだけガラス越しに
手を重ねてみても
温もりなんて
…感じられない


例え様もない
愛しい永遠だった
絡まる心はもぅ…
風にほどいたよ

止まない雨が
全てを
流してくれるから…

届かない想い
恋図(レンズ)越しに
今も…胸の中…

見上げた夜空に星一つも
見えないとしても
掲げた想いが
闇夜を…照らすなら

目を閉じれば
いつもの様な…夢物語


HP
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06/04(Wed) 00:07
-Beside-
るーしぇ


…一途に彼を想う?
君の瞳は遠くを見つめてる
でも…その眼差しに
いつも…吸い込まれて

虚無の僕はただの玩具…
…「それでもいいさ」と
言い利かせて…

大切な人との
狭間で泣く君を
僕は抱けない―

…伝わらない
…伝えられない
君の気持ち知ってたから
叶う事ない想いでいい
傍に居たくて…
遠く遠く感じる夜
すぐ隣にいる君の瞳
割り込めない視線の向こう
…今でも彼しか
見てなかったから―


「ずっと友達でいてね」
…なんて悲しい言葉に
気持ちを隠したまま頷く

重ねてく思い出が
増える度…
君に恋する…

…抱き締めたい
…抱き締められない
見えない壁があるようで
傷付く事に脅えていても
ずっと…嘘ついてたよ
割り込めない視線の向こう
それでも…僕は
そこには居ないから―


…伝わらない?
…伝えられない?
その瞳を見つめ返し
次の言葉を探すよ
例え君が誰のモノでも
構わないから…
…「 笑っていて。」

季節がまた一つ過ぎても
このまま刻の流れるまま
ずっと…
君を見守り続けるよ―

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05/23(Fri) 15:17
ー夏の幻ー
るーしぇ


季節がまた一つ過ぎて
向かい風がさ迷う
夏の鼓動は…波のリズム
人の心は色付く

胸元から汗が滑り落ちて
甘い罠に誘われるままに
…ただ君を見つめてた

太陽の真下に
舞い降りた真夏の結晶
誰よりも眩しい
瞳に恋こがれて―


どれくらいの優しさなら
その心を奪える?
もしかしたら
…気付いてるの?
夏の恋は……幻…

焼ける様な素肌
熱く濡れて
吐息混じり…
止まらない感覚に
…我を忘れてた

太陽の真下で
踊る君…真夏の結晶
口づけで答えを知りたい―


君を追い掛けて走れば
「また…夢の中へ―」


まだ醒めない誓い
交す度に
…出来るならば
ためらわず寄り添って
…秋を向かえたい

太陽の真下に
舞い降りた真夏の結晶
誰にも染まらない心
もっと…見せて…

このまま刻を止めて
今を忘れないでいたい…
刹那のキラメキに
抱かれて―――

 
 


HP
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05/21(Wed) 20:46
ーノスタルジアー
るーしぇ


夢うつつ…
午後の光を浴びながら
日溜まりの中を
泳いでいたね

風が誘う木洩れ陽の中で
見付けた君の姿
…あの頃が
鮮やかに蘇る―

夕暮れ近付く
後ろに流れた影…
透き通る空は
やがて…ホホを染めた

何気無く…続く雲を
どこまでも追い掛けてた
手を伸ばせば届くはずの
姿は…もう映らない―


まだ寒い朝の日差しの中
暖めた手の温もりは
やがては…冷めていく

固いアスファルトの上に
足跡は残せないけど
君を追い掛けた季節は
この胸に…この心に
刻んであるよ

信じる事にためらいを
覚えた一人の夜は
傷付き…傷付け合った…
…事さえ懐かしく
させてしまうから

瞳を閉じてただ…
時を忘れて来たのに
壊れかけた夢でもいい
歩いて行くよ
これからも…ずっと…


HP
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