*FF[*

□魔女の騎手なんて怖くない
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「はんちょ達、行っちゃったんだよね…」

シンとしたガルバディアガーデンにセルフィの声がポツリと響く。
つい先ほど、スコールとサイファーの二人が処刑されたと聞いたが、その場に居合わせた4人共全く信じていない。寧ろ信じれる要因を教えて欲しいくらいだ。

「いやぁ、まじでびびったぜ。スコールが叫んだ時」

鬼の居ぬ間になんとやら。大変失礼な事を宣うチキン、いや失礼、ゼル。

「まぁ、それは…。これから魔女に会いに行くんだからきっと会えるんじゃない?」

やや諦めの境地に立ったキスティス。二人の強さとはちゃめちゃぶりは一番身に染みて分かっている。
彼らなら収容所に入れられたって、中にいる人全員ぶっ倒して脱獄ぐらいやってのけるだろう。

「まぁ何にせよ、あの二人の事を考えるのは時間の無駄よ」

しみじみと投げやりに呟かれた言葉が、やけに納得してしまうものだった。





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