銀時×土方

□以心伝心
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銀時が入院した。
なんでも原付に乗っていて怪我をしたらしい。
総悟が言うには女と2けつした上で事故ったそうだ。
それを聞いてからの土方はそれはそれは不機嫌でいつもの5割り増しで眉間の皺は寄り、
瞳孔は全開で、更に隊士から鬼と恐れられていた。




「土方さん」
「おわっ!」

突然、何の前触れも無くスパーンと開いた障子に土方は書いていた筆を滑らせた。

「あぁぁぁぁぁ〜〜〜〜!!!」

今日提出のそれは、あと署名さえすれば終わりのもので土方の手が震える。

「総悟!てっめぇ・・・!!いつも開けるときには声掛けろって言ってんだろ!!」
「声はちゃんと掛けましたぜ。聞いてない土方さんが悪いんでぃ」

どうせ小さな声で言った瞬間に開けたに違いない。
それに普通は返事を聞いてから開けるだろう。
しかし目の前にいるこの腹黒王子には言っても無駄なので、溜息をついて新しい用紙を取り出す。
今度は書き写すだけなのでそう時間は掛からないだろう。

「チャイナが旦那の見舞いに行ってきたそうですぜ」

ぴたっと土方の筆が止まる。
それでも意地になったように返事をしない土方に沖田は今度は自分がこれ見よがしに溜息を
ついてやった。
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