真選組

□嵐 来襲 4
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真選組に通報が入った。
曰く、真選組の幹部服を着た集団が街中、しかも歌舞伎町でバズーカーをぶっ放しているが
あれは映画の撮影か?
電話に出たものは耳を疑った。
現在バズーカーを持って歌舞伎町に出動している隊士はいないし、そのような映画の撮影の話も
聞いてない。
よくよく聞いてみると、中にいる人物に心当たりがあった。
金髪のロン毛にオレンジのメッシュ。背が高くて役者張りにいい男など、この世に1人しかいない。
と言うか、いたら怖い。
隊士は市民に通報の礼を言い、すぐさま近藤に報告する。
近藤はその話を聞いて、本気で失神するかと思った。
ようやくややこしいのが帰ったと思ったら親玉が来たらしい。
しかも彼を止めれる人物など1人しかいない。
彼の実の叔父で、警察庁長官である松平だ。
近藤はすぐさま連絡をつけ、「娘とこれから食事に行く」とごねる松平を説得し、
沖田と出動させる事に成功した。
後は野となれ、山となれ、だ。
結構彼も行き当たりばったりかもしれない・・・。
土方が連れ戻されてきたのはそれからしばらくしてからだった。
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