真選組

□嵐 来襲 3
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「誰が俺のだ!俺は誰のもんでもねぇ!!」
「チッ」
「今舌打ちした?したよね??!!」

このまま勢いで頷いたら、そのままそれをたてに関係を強制しようとしていたのに、
あっけなく野望を絶たれて舌打ちする沖田に土方は怒鳴りつける。
その余りの騒ぎに意識の飛んだ斎藤は目が覚めたらしい。
運び出そうと門下生達が手を掛けた瞬間に自分で起き上がった。
まだボーっとしながら頭を抑え土方をじっと見ながら口を開いた。

「アンタ、男?」
「そうだ!なんか文句あっか?!」

その様子を見てちょっとだけやりすぎたかな?っと思いはしたがそれは次の斎藤の台詞で吹っ飛んだ。

「そうか。まぁ、俺は別に気にしない。俺の嫁になってくれ」

真剣にそんなふざけた事を言う斎藤に、近藤は土方のブチッと切れる音を聞いた。

「俺が気にするわ!!こンのボケ〜〜〜〜〜!!!!!」
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