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□貴方とならば何処へでも
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「間違ってるよな、こんなの。」



見回せば目に入る変わり果てた仲間。



「そうね、亮。」



自らの手を眺めれば赤。



「お前も誰も殺してないよな。」


「えぇ。」



殺し合い。何故私達なのか。
恨んだ。運命を。大人を。



「皆、もう居ないな。」



亮と組んでいた鳳君も、居ない。
彼は確かに生きていた。
3日、たった3日。氷帝テニス部は消えた。
私達の知っているテニス部はもう無い。

200人からもう10人。



「なぁ、もし俺が此処から飛ぶって言ったらどうする?」



亮の視線の先には崖。



「着いていくわ。」


「そうか。」



亮の目には微かな光。
この地獄で初めて見た貴方。

貴方がこの地獄から抜け出せるのなら・・



「逝く?」



私は喜んで命を捧げましょう。



「あぁ。」




(2人で手を繋ぎ静かに体を傾けた)
(最期まで共に)
(この世界に終焉を)

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