REBORN!

停滞地=ハンデ
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目を覚ますと、目覚ましがうるさく鳴っていた。頭に響くような音も嫌だが、このあたたかい布団から出ることは更に気がめいる。



「あー、もう。」


しかたがなく、体を起こし、目覚ましを止めた。



「ツッ君、恭弥君?起きてるの?」


「んー、今おきたよ。ヒバリさんは俺が起こしておくから。」



静かになるのと同時に、母親が様子を見にきた。




「ヒバリさーん、起きてください。」


「……やだ。」


眉を寄せて、また布団にもぐる。


「幼稚園に遅刻しないように起きてくださいね。あと、勝手に俺の制服を枕にしないでください。」



小さな頭をどかし、制服を奪還する。てか、いつの間に俺のベッドに入っていたんだ。


毎度のことだが…。



「ちょっと、体おこされていると、寒いんだけど。」


「あ、すいません。」



ベッドから出て、着替えを始めた。ブレザーと鞄を持ち、ドアを開ける。

扉は閉めず、階段を下りた。




「うおっ。ヒバリさん、階段で抱きついちゃ危ないですよ。」


「………。」


これも毎朝繰り返すこと。俺が部屋をでると、ヒバリさんは起きてくるのだ。




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