REBORN!

Doll
3ページ/4ページ



聞き覚えの無い声に、皆が動きを止める。
扉の前を見ると、白いスーツを身にまとう男が立っていた。

「わぁ、本当に人形が動いてる。君がツナヨシ君?」

「は、はい…。貴方は…?」

「今日、お前を貸す客だ。」

リボーンが男に代わって答えた。それを聞くと、殺気のこもった視線が1つに集中した。
それを笑顔で受け流し、ごく自然に綱吉の手をとる。

「僕は百蘭。今日一日、よろしくね。」

一層きれいに微笑むと、軽く唇を手の甲にあてる。

「このっ!!綱吉君になんて事を!!あなたも許しません!」

「十代目の純潔がぁ!!果たす!ぜってぇ果たす!!」

「…マスター、1人客が減ってもいいよな?」

「僕ですらこの前、ようやくできたのに…!咬み殺す!」


雲雀の発言に皆が固まる。それも一瞬のことで、「何処にしたぁ!!」と騒ぎ出す。


「リ、リボーン!なんとかしてくれよぉ。」

綱吉は半泣きで助けを求める。みかねたリボーンが愛銃を取り出した。
それよりも先に、きれいなオレンジの炎が場を沈めた。




次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ