FF小説
□ともだちイジョウ恋人ミマン
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小さい少年は訪ねた。
「ねぇねぇ、スコール」
「……どうした、オニオン」
獅子は答えた。
小さい少年は訪ねた。
「最近、ジタンがおかしいんだ」
「おかしい?」
獅子は答え、首を傾げた。
小さい少年は続けた。
「いや、確かにいつも通りスッゴい男前で格好いいのは変わらないんだけどね?最近どうにも落ち着かないというか……」
獅子は黙って頷いた。
小さい少年は続けた。
「撫でてくれる時に、たまにボーっとして撫でて続けて、いつまで撫でてるつもりなんだろうとか思ったり、話ししてる時もたまにめちゃくちゃ格好いい顔でジッと見つめられたり……。どうしたんだろうジタン。ねぇ僕はどうしたらいいかな?」
「……そうだな……。ボーっと撫で続けられた時は、抱きついてやれ。めっさ格好いい顔で見つめられた時は、おもっくそほっぺを両手で挟んでやれ。面白い反応が返ってくると思うぞ」
獅子は、真面目な顔で答えた。
少年はその答えに笑顔で頷いた。
「ホントっ?ホントにっ?」
「ああ。(……多分な)オニオン」
今度は、獅子が訪ねた。
少年は答えた。
「何?スコール」
「俺も、ちょっと相談いいか?」
獅子は訪ねた。
少年は答えた。
「いいよ。どうしたの?」
「最近、クラウドが美人に見えて仕方ないんだが……」
「それ本からでしょ」
……………………………………
尻尾の少年は訪ねた。
「なぁなぁ、クラウド」
「……なんだ、ジタン」
チョコボ頭は答えた。
尻尾の少年は訪ねた。
「最近、ルーがおかしいんだ」
「……ルーって、オニオンか。何かあったのか」
チョコボ頭は訪ねた。
尻尾の少年は続けた。
「いや、確かにいつも通りもっそい純粋でかわいいのは変わらないんだけどよ?最近どうにも落ち着かないというか……」
チョコボ頭は黙って頷いた。
尻尾の少年は続けた。
「一緒にいるとなんかソワソワしたり、撫でてやるとツンデレだったり、話ししてる時なんか、無駄にキラキラしててワクワクしてかわいいな〜とか思ったり……。ルーはどうしたんだろうな。なぁ俺どうしたらいいかな?」
「……そうか……。続けてみたらどうだ?もう少しで答えが見えるかもしれないな」
チョコボ頭は穏やかな笑顔で答えた。
尻尾の少年は笑顔で言った。
「……そっか。わかった!サンキュー、クラウド!」
「別に……礼を言われる程のことじゃない。ジタン」
今度は、チョコボ頭が訪ねた。
尻尾の少年は答えた。
「何だ?クラウド」
「俺も、ちょっと相談いいか?」
チョコボ頭は訪ねた。
尻尾の少年は答えた。
「おうっ。何でも聞いてやるぜ?」
「最近、スコールがマジに獅子(獣)に見えて仕方ないんだが……っ///」
「お前がMなだけだろ」