ハガレン小説

□永遠と孤独
1ページ/1ページ












 “魂”が繋がっていると知った時。───アイツも奴の息子だと知った時。


 それは、奴のことを憎んでいると同時に、自分達も憎まれていると知った時。

 悲しくて、哀しくて、カナシクテ。崩れそうになった。壊れそうになった。傍にいるキョウダイも、そんな“カオ”をしていた。


 奴に向けられるのと同じ、憎悪の眼を向けられる。

 ━━━目頭が、ぼうっとして熱くなった。目の前が、滲んで、よく見えない筈なのに、アイツの眼だけが、はっきりと見えた。カナシミと憎悪の炎を映す眼が━━━。










 ───嗚呼、憎いね。お前のその眼が。声が。髪が。顔が。

  全 て が 。



 ───嗚呼、憎いね。君のその眼が。声が。髪が。顔が。

  全 て が 。



 ───嗚呼、憎いね。お前達兄弟のその眼が。声が。髪が。顔が。

  全 て が 。









 愛してやりたいよ。
 愛してあげたいよ。
 殺してやりたいよ。



 永遠という間、孤独だったオマエを。
 永遠という間、孤独だった君を。
 永遠という間、孤独だった僕は。



 あのバカ親父よりも。
 バカな父さんよりも。
 奴と同じくらいに。





 ───悲しくて哀しくてカナシクテ。

  ソのメから、涙が溢れていた。───





ボクラノナミダハ永遠トイウジカンノアイダ孤独ダッタ。





終.





 後書き的文章↓
 どうも。初ハガレン小説です。グダグダと書いてスンマソです。兄弟+エンヴィーは難しいです。ハイ。どうにもシリアスになってしまうという。……ちょっと、暗すぎたかな。つか、ただのポエム?
 次は、もっと明るめな話が書きたいです!Σ\(゜ロ゜
 では。失礼しまふ。


 



 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ