story
□お菓子
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抱きしめるだけで満たされた
甘い痺れが全身を貫いて
痛いくらいに幸せで
そんな幸福に頭がくらくらして
これ以上ない幸せに包み込まれた
背中に感じる暖かい手
耳元に感じる甘い吐息
心臓の音
上下する胸
鼻をかすめる香り
肺いっぱいに吸い込めば
生きていることを思い知る
君の全てが欲しくて
耐えられずに
つい
手が出てしまった
俺はまるで子供だ
我慢が出来ずにおいしいお菓子を
満足いくまで食べてしまった
お腹がすいた
快楽に歪む表情がより美味しさをましてゆく
かわいい声が脳を刺激する
柔らかい唇
形のよい乳房
太もも
足首
手に指に
たえず流れ出る甘い蜜
甘すぎて依存してしまいそう
最後に君へのご褒美を
溢れ出してしまうくらい
きみにたっぷり注いで
ごちそうさまでした