story

□桃色片思い
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彼女の名前は神谷 薫と言うらしい

運良く俺の席は彼女の隣り
きっと薫との出逢いは運命なのかも!
目が合うたびに心が踊った
彼女のふんわり包み込む笑顔を見ると
どこか懐かしささえ感じる

毎朝の「おはよう」の一言で全てが満たされるようだ

初めて会話したきっかけは剣道だった

薫との共通点が剣道だった
薫は自分の家が道場をやってる事や
色々教えてくれた
毎日毎日学校へ行くのが楽しかった

だが日にちが過ぎてゆくと分からなかった事がだんだん分かるようになる

先生の顔や名前
各教室の場所や
クラスメート一人一人の性格
ダレとダレがつき合ってるだとか
クラスの事だけじゃ無くて
薫の事も
初めは名前さえも分からなかった
でも剣道が大好きで
料理が苦手でとか
友達も薫の事色々教えてくれたり
薫と直接話してて知ったり

でもそれは良いことばかりではない

ダレがダレを嫌ってるとか

担任には実は愛人がいるとか

それに

薫には



左之助とゆう彼氏がいると言うこと

とか



俺の初恋は硝子のようにいとも簡単に砕けた

心は春が来たようにあったかかった
その事を知るまでは


だが諦めたくはない


貫け!桃色片思い!!
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