中毒郷
□それぞれの… −百目鬼Ver−
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四月一日、俺はお前を信じる。
アヤカシとかいうのもお前が居るっつうんだからいると俺は信じる。
そして、ソレを視てわめくのが情けなくもあり愛おしい。
それに、俺は侑子さんに言われたから一緒に行く訳じゃない。
俺の見えないとこで何かあっても守ってやれない。
だから、俺は俺の意志で行くんだ。
例の学校前にて
「遅ぇぞ」
「…………」
「……行くか」
「せめてツっこめよ!!」
「好きで着けてんなら何も言うことなぁだろ」
「好きなワケあるかーーー!!」
怒りながら耳を着ける訳を四月一日は話した。
「まぁ面白いな確かに」
「お前に言われたかねぇよ!!」
とりあえず俺たちは校舎に入った。