三つ子の魂百まで

□05.作戦実行
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「どーした?!」

「名前ちゃん………屋上に行ったんじゃ……………?」


ピタッと5人の足が留まる


「オイオイ…それは名前にとっては大ピンチで……」

「ヤツにとっては大チャンス………」

「名前が危ないアル!!」


慌てるように十四郎と銀時は大声を出す


「「名前ーーーー!!いたら返事しろー!!」」

「そんなんで見つかったら苦労しねぇんでさァ…」

「あっ!名前ちゃん!!」


5人の前に名前が現れる


が、


その隣には5人の天敵である人物がいた


「「「高杉ィィィ!!てめぇっ………!」」」

「あっ、皆揃ってどーしたの?」

「名前を探してたアル」

「名前ちゃん無事?コイツに何もされてない?」

「神楽ちゃんも妙ちゃんもどーしたの?私は大丈夫だよ」

「名前さん、何処に行ってたんですかィ?」

「屋上に「「ンで、屋上に行ってたんだよ?!」」」

「てめぇら2人が原因だ」

「は?」

「オレら?」

「ちょ…高杉く「名前は黙ってろ」…うん」

「…てめぇらのファンだとかいう女が名前に嫌がらせで水をぶっかけやがったんだよ。で、名前は服を乾かしに屋上に来てオレと会って付き合うことになった

「「ちょっと待て!会ってから付き合うようになった間は(ねぇのか/どうした)?!」

「オレが告った。唯それだけだ。」

「で、名前さん、OKしちまったんですかィ?」

「ううん、まだ考え中」

「高杉、これじゃまだ付き合ってねぇだろ?!」

「これから、ゆっくり時間をかけて名前をオトすんだよ。オイ、名前…」


言うと同時に高杉くんは私の肩に手を置いて、自分の方へと引き寄せる。
そして、私の頬に高杉くんの唇の熱が伝わる


「なっ///高杉くん?!!///」

「名前、これからは名前で呼べ」

「し、晋助くん///いきなり、こんなことされたらビックリするからしないで!//恥ずかしいし…///」

「わぁったよ」


「「コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス………!!」」


神楽ちゃんと総悟くんがブツブツと恐ろしいことをハモらせている

高す……じゃなかった、晋助くんは、そんなことも構わず私の遠い方の肩を掴んで抱き寄せたまま

その状況を見て怒りまくりの兄と弟

そして、いきなり私の体が一瞬浮き、誰かに引き寄せられ、抱きしめられる


「もう、高杉くんったら名前ちゃんに変な菌が移るようなことしないで欲しいわね」


慌てて、顔を上に向けると私を心配そうな目で見つめていた




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