三つ子の魂百まで
□04.慣れっこ
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「………成る程なぁ…」
銀時と土方を好きな女達が名前に嫉妬して嫌がらせか…
こういう奴らは話をしようとしても聞こうとしねェ
「何とかならないかな?ついでにトシとギンの過保護も…」
目を潤ませてオレを見上げる名前
それを横目で見ながら口端を上げて言った
「…良い案があるぜ?」
「!! ホント?」
「あぁ」
「どんな「眠てェから寝てからな?名前もその間に服、乾かしとけ」」
「ぅ…うん」
「じゃ、定位置に行くか」
言いながら名前の背中と足を持って抱き上げた
「きゃっ///何するの?!」
「姫抱っこ」
そう言うと名前の顔がより赤くなった
「オレの定位置アコだから」
顎で建物の上を指す
「でもな、上るのに梯子も何もねぇから跳んで上がんだよ」
「………私、上らなくてイイ……」
「アッチのが日に当たりやすいぜ?早く乾かさねぇと…だろ?」
「………」
「そんじゃ、行くぜ…」
言っちゃ悪いが
名前達の親が死んで
名前が転校してきてくれたのは
マジで嬉しい
だってオレは…――――…
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