三つ子の魂百まで
□02.席決め
2ページ/2ページ
放課後になんとか席は決まった
私はあの後、妙ちゃんや神楽ちゃんと隣の席になろうとしたけど、奴らが反対し、結果、左がギン右がトシ、私の前に神楽ちゃん、その右が妙ちゃん、左がさっちゃんになった(因みに私達は最後列)
クラスには中学の頃のお馴染みメンバーが揃っていて空席が一つあること以外、特に気にはならなかった
そして私と新八くんが学級委員に…
お登勢先生曰く「マトモなのはお前ら二人ぐらい」とのこと。…って、アレ?山崎くんは?先生もしかして…存在忘れてる?
転入初日で色々あって一日を長く感じた、そんな帰り道を兄弟三人で仲良く帰る
「はぁ〜…可哀相なオレの名前…委員長なんてやらされて…」
「じゃ、ギン、代わってよ」
「えっ…?それはヤダ…でも、何かあったら手伝うからな?ってか、兄貴が代わってやれよ」
「あァ?ンな面倒なことオレはしねぇ」
「…トシ…酷い…」
「あ〜〜!泣かした」
「泣いてねェだろがッ!」
「じゃ、ホントに泣いたら代わってくれる?」
「………代わらねェ…でも…オレも手伝うから安心しろ」
「うん、約束ね。二人共v」
嬉しくて二人の腕を両腕に組む
「「任せとけ」」
こんな様子を私達の関係を知らない子が見たら勘違いするんだろうなぁ…二人共、イケメンだから…中学の時もそれでイジメられたし………
翌日その予想は的中する
.