三つ子の魂百まで
□08.兄からの勧誘
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トシとの話が終わり神楽ちゃんの元へと急ぐ
「か・ぐ・ら・ちゃ〜ん!」
叫びながら近づき、飛びついたにも関わらず神楽ちゃんは
「名前〜vV」
といって抱きしめてくれた
私達にとっては何でもないことなんだけど、ギンにしてみれば顔を引き攣らせるのに十分なものだったみたい
「マヨラーとの話は終わったアルか?」
「うん、終わったよ。ところで、妙ちゃん達は?」
「アネゴはバイトアル!後はよく知らないネ」
「そう。ありがとう、神楽ちゃん」
「どーいたしましてヨ」
キャッキャとまた二人で話し始めると
「………おい」
「あ、ギンっ!ごめん、忘れてた!」
「や、俺のことは別にいいけど…早めに学校出ねぇとよ…」
「あ、うん。あのね、神楽ちゃん…ギンも一緒に帰って良いかな?酢昆布奢ってくれるらしいんだけど…?」
「銀ちゃんなら全然いいアルヨ!マヨラーなら奢られても名前を連れて逃げるけどネ!」
「あはは…」
トシも昔に『奢るから』と言って一緒に帰ったことがあったけれど、そのときトシは全ての料理(酢昆布含む)にマヨを大量にぶっかけた
「それじゃ、帰ろっか」
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