一
□どっちの貴方も(新八)
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「隊長!質問してもよろしいでしょうか?」
「……いつも通りの喋り方でいいよ、名前ちゃん」
「しかし…この隊服(法被)を着ている間は、私は単なる一隊員ですし……」
「使い分けなくて良いんだよ?僕も名前ちゃんには、いつも通り接するから」
「…うん、新八くん」
「で、質問って何?」
「アイドル以外の人を好きになることは可能なのかな、って思っ「名前ちゃん!好きな人いるの?!!」
新八くんのあまりの剣幕に、たじろぎながらも答えようとする
「あっ、と………えっと……………///」
「………いるんだね?」
吃ったことにより、気付かれてしまった
「…うん///(私の目の前にね)」
「………名前ちゃんは、女の子(=お通ちゃんと同じ性別)だから一般の人との恋愛は気にしなくていいよ…?」
「………新八くんは、一般の人との恋愛もダメなの?」
「え?!僕?!!………そうだなぁ……一般の人だから………愛することになるから………良いと思うよ…?」
「そーなの?!」
「う、うん」
そう聞いて、ちょっと安心した
(新八視点になります→)