一
□満員電車(山崎)
2ページ/5ページ
ふぁ〜…昨日、ゲームやり過ぎちゃったなぁ…
そのせいで眠い...
電車の揺れが心地良い眠りを誘う
ダメだ、ダメ!
山崎くんを見るまでは起きてないと...
私の意識はここで消えた
ん………
なんか暖かい………
えっ?!
なんで暖かいの?!
びっくりして目を覚ます
「…!//や…山崎くんっ///」
「あっ…起きちゃった?」
目を覚ました私の目の前には、山崎くんのドアップ
もしかして私、山崎くんにもたれてたの?!
うわわ///顔が近いよぉ///
「おはよ、苗字さん」
「オハヨー///山崎くん///な…なんで山崎くんが……?!」
「同じ電車だったんだよ?知らなかった?」
「し…知ってたよ///って、そーじゃなくて…」
電車が揺れて、焦っていた私はバランスを崩しかける
「わっ…煤v
壁に頭をぶつける寸前
「…と………大丈夫?」
山崎くんが私の腰に手を回して引き寄せる
さっきより顔が近いよぉ///
「//あ…ありがと///」
「どういたしまして」
あれ?
「山崎くん?」
もう、揺れもおさまったというのに手を放してくれない山崎くん
「ん?」
「手…///」
「名前ちゃん、またこけるかもしれないから、このままでも良いかなって………ダメかな?」
「だ…ダメじゃないです………」
あれ?
今、何か違和感が………
あっ………
「や…山崎くん…」
「なに?」
「さっき…私のこと……名前で………」
呼んだよね?
「あっ…」
気のせいじゃなかった
「これからも、ずっと、そう呼んでくれる?退くんv」
「もちろん!オレのことも、そう呼んで」
「うん///」
場が和んできたと思ったらもう降りないといけない駅で
そのまま退くんと一緒に登校した
→山崎視点