一
□糖尿病患者(銀時)
2ページ/6ページ
「ダメネ銀ちゃん!」
「男なら潔く、注射してもらって下さい!」
銀時は、二人に腕を掴まれ、その場に腰を落とす
「ギャーーーーーー放せェェェ!!」
「二人とも、ありがとっwさ、銀さん、こっち来て!!」
「チクショー!てめぇら二人とも、オレじゃなく名前の肩持つのかよっ?!」
「銀ちゃんの身体を思ってのことネ」
「居候してまで頑張ってくれてるんですから、名前さんの肩を持つのは当たり前です」
「ほら、早く立って」
しぶしぶといった感じで銀時は立ち上がってソファーに座り、名前に向けて腕を出した
「神楽ちゃん、新八くん、銀さんを抑えといて。また逃げるかもしれないし…」
そう言い、名前は注射の準備を始める
「早くしてくれぇ〜〜〜」
子供みたいに目を閉じ、じだんだを踏んで注射を嫌がる銀時
「ウルサイネ、銀ちゃん!静かにするヨロシ!」
「う゛ぅぅ………」
「泣くほどのことですか?」
「お前らは注射が怖くねぇのかよ?!怖ぇだろ?」
「「………泣くほどじゃないし」」
「はぁい、準備出来たよ♪」
片手に注射器を持ちながら、銀時に近寄る名前
「っ…―いってェェェ!!」
「叫ばないの、銀さんっ!って、暴れないで!!針が折れたら大変なんだから…」
「みっともないアルよ銀ちゃん…」
「ホントに…」
「ハイ☆終わりましたよ、銀さん。注射したとこ、よく揉んどいて下さいね♪」
ふぅ〜…
と新八と神楽が溜め息をつき銀時を放した瞬間、銀時は名前の方へ倒れた