I LOVE EYES?
□08.女神の愚痴
1ページ/3ページ
ほわほわ
暖かくて
心地よい
この空間で
いつまででも眠っていたい
08.女神の愚痴
「ぅん…?」
うっすらと目を開けると菩薩の様な笑みが私を見ていた
「あら、名前ちゃんお目覚め?」
「…たえ、ちゃん?」
「おはよう。よく眠れたかしら?」
ここで始めて自分の状況に気付いた
「 ! ごめん、妙ちゃん!膝、借りたままでっ!」
慌てて起き上がる
「あら…(残念…)気にしないで。私が無理矢理貸したんだし」
「…で、でも……」
「それより、私の愚痴を聞く約束は覚えてくれてる?もう3時間目の終わりの方なんだけど………時間、足りるかしら…?」
「さ、3時間目?!しかも終わり?!私……3時間近くも寝てたの?妙ちゃん、本当にごめんっ!!」
「名前ちゃん、落ち着いて。ひざ枕のことは気にしないで。それに、昨夜はあまり眠れなかったんでしょ?なら、仕方ないじゃない」
「………妙ちゃん…」
「それじゃ、私の愚痴、聞いてね?」
「うんっ」
.