I LOVE EYES?

□05.すれ違いのHR
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朝のホームルーム


名前と目は合わないが


名前が俺の方を見てる


生徒だから当たり前のことなんだが


それだけでドキドキする


その反面


罪悪感を感じていた










05.すれ違いのHR











教室の戸を開けると予想通り神楽が名前に抱き着いていた

辰馬と話したことで、多少抑えられてはいるものの、イラッときたのも事実


「は〜い、全員、席に着け〜。座ってねぇやつは欠席にすっからなぁ」


いつものように言えば、いつものように動く生徒


「先生!土方さんが椅子に座ってやせん。空気椅子してやす」

「てめぇが俺の椅子も重ねて座ってるからだろうがッ!!」

「土方は欠席、と」

「オイィィィ!!」

「先生、教室の後ろにゴリラの死体が倒れてます」


いや、明らか、犯人 お前だろ

と言いかけた口を閉じる

口にすれば、間違いなくゴリラの道連れだ


「近藤も欠席と…」


毎朝、行われているコントを繰り返すうちに、先程までのイラッと感が薄くなっていった

ふと名前を見れば、一瞬だけ目が合ったが、すぐに俯かれた



………え?


俺、嫌われた………?


え?



え、



えええぇぇえぇぇえぇェェェエエェェェ?!!





どうしよう………


もう立ち直れねぇかも…


仕事サボりてぇ………







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