三つ子の魂百まで
□03.思い出すと
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転入した夜の11時
テレビの音声が大きく聞こえる
兄弟三人で仲良くソファーに座り(勿論、私が真ん中)(だってトシとギンが喧嘩するから…)私はうつらうつらと夢の世界へ旅立ちかけていたとき、兄弟二人から声をかけられて目を覚ます
「オイ、名前」
「眠いなら寝てこい?」
「う〜ん………眠いんだけどさ……」
「まだ一人でいるときに目閉じたら、親父とお袋の死に顔を思い出すのか?」
「…うん……」
「じゃ、名前、またオレと一緒に寝ようぜv」
「ギン………イイの?」
「当たり前だろ?オレ達、姉弟じゃん?」
「ありが「ダメだ!」」
「ンでだよ?!」
「名前をお前と二人っきりにさせられるかっ!!」
「トシ………何言ってるの?トシも一緒だよ。昨日も3人で寝たじゃん?」
「オレも?マジでか?!」
「マジだよ。ね、ギン?」
「…え?………あ…あぁ…(クソッ…)」
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