三つ子の魂百まで

□03.思い出すと
1ページ/2ページ


転入した夜の11時

テレビの音声が大きく聞こえる

兄弟三人で仲良くソファーに座り(勿論、私が真ん中)(だってトシとギンが喧嘩するから…)私はうつらうつらと夢の世界へ旅立ちかけていたとき、兄弟二人から声をかけられて目を覚ます



「オイ、名前」

「眠いなら寝てこい?」

「う〜ん………眠いんだけどさ……」

「まだ一人でいるときに目閉じたら、親父とお袋の死に顔を思い出すのか?」

「…うん……」

「じゃ、名前、またオレと一緒に寝ようぜv」

「ギン………イイの?」

「当たり前だろ?オレ達、姉弟じゃん?」

「ありが「ダメだ!」」

「ンでだよ?!」

「名前をお前と二人っきりにさせられるかっ!!」

「トシ………何言ってるの?トシも一緒だよ。昨日も3人で寝たじゃん?」

「オレも?マジでか?!」

「マジだよ。ね、ギン?」

「…え?………あ…あぁ…(クソッ…)」




.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ