三つ子の魂百まで
□01.転入してきました
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新学期の大江戸高校3年A組の教室(因みに他のクラスは英字クラスではなく数字クラス)
ここには何等かの問題を起こした生徒が集められている
そんな中にいる男子生徒二人の会話
「近藤さん、聞きやしたかィ?」
「何をだ?総悟?」
「このクラスに女の転入生が来るらしいですぜィ」
「マジでか?!」
「しかも、姐さんやチャイナ、オレらと同じ中学だった生徒数人がクラス替えを希望したそうでさァ」
この学校では わざと問題を起こすことを《クラス替えを希望する》と言う
「ってことはですねィ、その女子生徒もオレらと同じ中学だったってことでさァ。姐さんがそこまでする相手と言えば一人しかいやせん!それに…その子の関係者である土方さんも旦那もまだ来てやせんぜィ」
「え?トシと銀時が関係者ってまさか…」
「そのまさかでさァ」
「でも私立の女子校に行ったんじゃなかったか?」
「もう忘れたんですかィ?あの家の両親、こないだ事故で不幸に…」
「あー!そうだったな!それで私立に通えなくなったってわけか」
「多分そうでさァ。おっ!噂をすれば何とやら…」
教室の窓に写る女子生徒二人の影
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