一
□満員電車(山崎)
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満員電車は
混み合っているから
嫌いだった
でも
アナタに会って
それが変わった
†満員電車†
通学に使う電車は毎朝満員
私が乗る駅では座れないけどまだ空いてて壁側に行くことが出来る
それでも、学校に着くまでには満員になってしまう
香水の臭いや親父臭も酷い
本当は痴漢防止の為女性専用車両に乗りたいけど、私が乗る電車にはない
まぁ、まだ痴漢にあったことなんてないんだけどね
念のためってやつ
これだけ嫌なことがあっても、嬉しいことが一つだけある
それがあるから毎日、頑張って学校に行ける
ぶっちゃけ、勉強より大事な事です
それは.....
私の駅から二個目の駅で毎朝同じ車両の同じドアから乗り込む同じクラスの男子生徒
名前は山崎退くん
一見地味な彼だけど、私は、この人に恋しちゃってます
でも想いを伝えようなんて思っていない
毎朝、見えるだけで良いの
きっと、彼にとって私はクラスの一員でしかないんだから...
それに、同じ電車だなんて気付いてないだろうから...
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