□親友の誕生日‡お妙さん‡(逆八)
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「局長ォォォ!!」


女中の名前が勢いよく近藤の部屋に飛び込んだ。


「ん?どうした?名前ちゃん」


そのことに全く動じない近藤局長


「お金、貸してくださいっ!!」

「…いきなりだな…どうしたんだ?」

「実はですね…今日は妙ちゃんの誕生日なんです。けど…プレゼントを買ってなくて…お金もなくて…」


名前と妙は子供の頃から仲が良く、毎年、互いにプレゼントを渡していた。


「なにィィィ?!お妙さん、誕生日なのかァァァ?!」

「はい…」

「よしっ!名前ちゃん、買いに行こう!!」

「…はい?」

「お金はオレが出して、プレゼントを選ぶのは名前ちゃん。な?それなら大丈夫だろ?」

オレからだと受け取ってもらえない可能性高いしな…と近藤は付け加えた。


「そういうことなら…」

「じゃ、善は急げってことで、行こうか」

「ハイッ!!」
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