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□マリンラガー
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私はいつでもマリンガラー
そのとおり
証拠に今日いちにち
だらだらと時間をつぶしていた
毎日、毎日、
とはいかないけれど
何もしないでマリンガラー






「名無しさんって僕以上に気まぐれ」






仕事もやけくそマリンガラー
規則、責任、プレッシャー
ぜんぶ適当そんな日もある
生真面目になったり
厳格になる演技をする
でも飽きるからマリンガラーに逆戻り
ふらふらしたい




私の言う、ふらふらしたいは
ボンゴレのあの医者のような
ものじゃなくて
それよりはシャキッとしていて
やわらかくて、子守唄みたいに
雲や霧みたいに薄くなったり
濃くなったり、伸びたり
縮んだりして、でたらめでいたい
今ここにいてあそこには
いないことを喜びたい
でも
つらい気持ちで思わない
わけにはいかない






「わからない。でもそれがなんなの」






自由を感じて
マリンラガー
私と同じ黒髪
投げやり
ああ、この良き日に
マリンラガー












マリンラガー
20100611


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